セラミック治療の種類・値段・相場価格について解説
虫歯になると歯を削ります。削る箇所が小さければインレー(詰め物)で、削る箇所が大きければクラウン(被せ物)となります。また、審美歯科においても歯の色・歯の形・歯のサイズ・歯並びを短期間で治すセラミック治療・セラミック矯正などでもクラウン(被せ物)を使用します。 このインレー(詰め物)、クラウン(被せ物)には様々な種類があり保険適用するものしないもの、特徴、値段、相場価格など違いがあります。ここでは部位別にセラミックを中心とした詰め物・被せ物の種類・値段・相場価格などをご紹介します。
セラミック歯の特徴

まず初めに治療には2種類があります。それは保険適用の治療と、保険外の治療です。虫歯になると歯医者へ行くと歯を削り詰めるか、虫歯が大きければ被せ物を装着します。日本では、この詰め物・被せ物で保険適用する素材は銀歯とプラスチックになります。銀歯は銀色で目立ち唾液で溶けて銀イオンとなり体内へ吸収され金属アレルギーを起こすリスクがありますし、プラスチックは汚れが着きやすく変色します。どちらも虫歯が再発するリスクが高い素材となります。
対して、セラミックは白くてキレイで、汚れが着きにくく、適合性が抜群で虫歯の再発リスクが低い素材です。 簡単にセラミックと銀歯の違いをまとめて比較すると、以下に挙げるような違いがあります。
①白くて美しい
セラミックは、色を選ぶことが出来るため、芸能人のような真っ白な歯にすることも、自分の歯(天然歯)と近い色調、光沢、透明度にして治療箇所だとバレないようにすることも可能です。金属色がむき出しの銀歯と比べると、白くて美しいセラミックは、審美性の高さが際立ちます。
②金属アレルギー症状が起こらない
セラミックがアレルゲンとなることは極めて稀です。セラミッククラウンやセラミックインレーでアレルギー症状が現れることはまずないものとお考えください。一方、銀歯には必ず金属アレルギーのリスクが伴います。理由は銀歯が唾液で溶けて銀イオンとなり体内へ吸収されるためです。
③歯と精密に適合する
セラミックの詰め物・被せ物は、歯質と精密に適合するように製作できます。また、特別な接着剤を用いることから、歯との隙間に細菌が侵入しにくいです。銀歯は熱による膨張収縮が起こったり、セメントが劣化したりすることで、適合性が低下します。そしてすき間ができ中から再発してしまいます。
④経年劣化が起こりにくい
強度が高く、安定した材料であるセラミックは、経年的な変色や摩耗などがほとんど起こりません。いつまでも美しく、健康的な状態を保つことができます。その点、銀歯は唾液によって溶けたり、噛むことが平らになったり摩耗や変形などが起こったりしやすい材料といえます。

前歯や奥歯など部位ごとのおすすめ

セラミックと銀歯の違いについて知っていただいた上で、歯列内の部位ごとにおすすめの材料をご紹介します。歯にはそれぞれ名前と番号が割り振られております。歯科医院では、番号で呼ぶことが多いです。
①前歯
中切歯(1番)、側切歯(2番)、犬歯(3番)の3つを前歯と呼びます。口を開けたときに一番目立つ歯になります。
②小臼歯
第一小臼歯(4番)、第二小臼歯(5番)の2つを小臼歯と呼びます。会話中はあまり見えませんが笑うと見える箇所になります。
③大臼歯
第一大臼歯(6番)、第二大臼歯(7番)、第三大臼歯(8番)の3つを大臼歯と呼びます。口を大きく開けたときに見える箇所になります。第三大臼歯(8番)は親知らずともいわれ、人により生えている箇所本数が違います。(※親知らずとはいえ、必ず抜かなければいけないわけではありません。)

前歯(中切歯・側切歯・犬歯、または1番・2番・3番)
前歯(中切歯・側切歯・犬歯、または1番・2番・3番)は最も目立つ場所であり、会話中も食事中も笑う時も口を開けば必ず見える場所になります。つまりは、最も審美性が求められる部位であり、希望する白い歯で揃えるか、他の天然歯と違いがわからないほど透明感があり白くてキレイな素材でなければいけません。
そんな前歯にオススメな被せ物は「オールセラミック」です。オールセラミックとは、全てがセラミックで出来ており硬さは約400mpaと天然歯とほとんど同じ硬さの素材です。色見も芸能人のような真っ白から、少し黄色味がある白など希望する色見にすることが出来ます。もし前歯を保険適用で治療を行う場合は、銀歯に白いプラスチックを着けた「硬質レジン前装冠(HR)」と呼ばれる素材になります。金属を使っているので金属アレルギーリスクがあり、プラスチックなので最初は白いのですが数年で経年劣化し黄ばんできます。また歯周病で歯茎が後退してくると、中の銀歯が露出してきます。
その点、セラミックは金属も使用せず変色もありませんので、長期的に白くてキレイな歯を保つことが出来ますので、前歯に向いている素材と言えるでしょう。

小臼歯(第一小臼歯・第二小臼歯、または4番・5番)
小臼歯は普通に話している分にはあまり目に触れる箇所ではありませんが、笑ったりすると見える箇所になります。もし、この4番・5番を保険適用で治療するとなると、銀歯またはCAD/CAM(キャドキャム)のどちらかとなります。
※CAD/CAMは取り扱っている医院とそうでない医院があります。また、当院は自由診療専門のクリニックであり、保険診療の取り扱いはございませんのでご了承ください。
銀歯であれば言わずもがなですが、笑ったときに銀がチラッと目につきます。他人と話していて口元に銀歯があることに気がついたり、気になったりしたことはないでしょうか?大体はこの小臼歯に入っているケースです。銀歯自体のアレルギーや再発リスクなどの面もありますが、特に見た目を気にされる方は銀歯以外を選択することをオススメします。
CAD/CAMとは、CAD/CAMとは(Computer-Aided Design/Computer-Aided Manufacturing)の略称となり、キャドキャムと呼びます。CAD/CAMとは正しくはコンピュータ技術を駆使して歯を作る技法のことを指しますが、歯科医院ではこのCAD/CAM技術を用いて作った保険適用するレジン(プラスチック)とセラミックを混ぜて作ったハイブリッドセラミックのことを指します。このCAD/CAMが保険適用し始めたのはここ数年内になります。このCAD/CAMは白い素材ではあるのですが、硬さが約250mpaと自分の歯(天然歯)の半分ほどとなり、割れやすいというのが特徴です。また、プラスチックが配合されていますので水分に弱く外れやすいということや、着色し黄ばむ可能性があり、汚れが着きやすい素材となっております。また、保険適用の被せ物は作ってから2年間は再生することが出来ませんので、例えば割れたらまた作り直してもらうということは出来ないのです(保険適用しますが、銀歯より高いお値段となります)。
※当院は、自由診療専門のクリニックであり、CAD/CAM保険診療の取り扱いはございませんのでご了承ください。
そんな小臼歯にオススメな被せ物は「オールセラミック」です。前歯と同様にオールセラミックが良いです。理由は前歯と同様で、白くて美しく、硬さもちょうどよく、適合性も良くて、身体にも優しい素材だからです。
以上の点からも、まず銀歯はオススメできません、CAD/CAMも最適だとは言い難いです。やはりここでもセラミックが費用面以外で最も適した材料といえます。

大臼歯(第一大臼歯・第二大臼歯・第三大臼歯、または6番・7番・8番)
大臼歯はそんなに目立つ場所ではないため白くてキレイなバレにくい素材ではなくて良いという患者様も多いです。ただし、口を大きく開けて笑うと当然目立ちますし、汚れが溜まりやすく虫歯の再発リスクが高く口臭の原因にもなります。更に金属アレルギーのリスクもあることを考えると、オススメは出来ません。
大臼歯に保険適用のCAD/CAMが使える場合もありますが(試用するには条件があります)、大臼歯は噛んだ時に最も大きな力がかかる部位であり、高い耐久性が求められます。小臼歯でも外れる・割れるリスクがあるCAD/CAMを使うのは難しいと言えます。 そんな大臼歯にオススメな被せ物は「オールセラミック」または「ジルコニア」です。前歯・小臼歯と同様にオールセラミックは最適で、つまりは詰め物・被せ物はオールセラミックが全部位においてオススメということになります。ただし、オールセラミックでも噛み合わせが強い方だと割れる可能性があります。その場合は、ボトックス注射を行って筋力を緩和させるか、寝ている時はマウスピースを装着して歯と歯と接触させないようにするか、ジルコニアというより硬い素材を使うかになります。ジルコニアは人工ダイヤモンドと呼ばれ、約1,300mpaの硬さがあります(硬すぎて、噛んだ時の触れる反対側の歯=対合歯を痛める場合もあります)。
以上の点からも、まず銀歯とCAD/CAMはオススメ出来ませんので、やはりここでもセラミックが費用面以外で最も適した材料といえます。 選択肢としては保険の銀歯、保険外のe-max(強化セラミック)・ジルコニアが挙げられます。一定の条件がそろえば、保険の白い被せ物であるCAD/CAM冠を入れることができますが、強度や素材としての安定性を考慮するとあまりおすすめすることはできません。


保険の白い被せ物とは?
(※当院の取り扱いはございません)
※当院は、自由診療専門のクリニックであり、保険診療の取り扱いはございませんのでご了承ください。
先ほどからも述べているように保険診療でもCAD/CAMと呼ばれる白い歯を製作できるようになりました。元々は小臼歯のみでしたが、条件付きで大臼歯にも適用できるなど範囲も徐々に広がっています。ただ、注意しなければならないのは、保険の白い歯は「セラミック」とは別の素材である点です。一見すると白くてキレイなので同じなのかと思ってしまいますが、CAD/CAMはレジン(プラスチック)とセラミックを混ぜたハイブリッドセラミックであり、割れるリスク・外れるリスク・着色するリスク・虫歯再発リスクがあります。そして、2年間は保険によるやり直しはききません。
上述したハイブリッドセラミックのデメリットが気にならない方はCAD/CAMを行っている歯科医院へ治療に行くことをオススメしますが、半永久的に白くて綺麗で汚れがつきにくく着色せず虫歯再発リスクが低いことを望むのであればオールセラミックを選択しましょう。オールセラミックならハイブリッドセラミックが持つ欠点をすべて補うことができます。ただし、保険は適用されませんのでご注意ください。

保険の白い詰め物とは?
(※当院の取り扱いはございません)
※当院は、自由診療専門のクリニックであり、保険診療の取り扱いはございませんのでご了承ください。
歯科業界の保険制度は、2年に1回診療報酬改定という「処置内容・点数」の追加・廃止・見直しを行う制度があります。2022年4月に改定があるのですが、「CAD/CAMインレー」も保険適用となることが決まりました。適用する条件は、届出を提出している歯科医院で、
①小臼歯(4番・5番)に使用する場合 ②上下顎両側の第二大臼歯が全て残存し、左右の咬合支持がある患者に対し、過度な咬合圧が加わらない場合等において第一 大臼歯に使用する場合 ③歯科用金属を原因とする金属アレルギーを有する患者において、大臼歯に使用する場合(医科の保険医療機関又は医科歯科併設の医療機関の医師との連携の上で、診療情報提供(診療情報提供料の様式に準ずるもの)に基づく場合に限る。)
という細かなルールが決まっております。ご興味がある方は、お近くで対応している歯科医院へお問い合わせください(当院では、ご質問は承っておりません)。
今回保険適用となるCAD/CAMインレーは結局、パラジウムの価格が高騰し銀歯を使うことが難しくなったこと・銀を身体に使うことが良くないこと、が理由として上げられるかと思います。ただし、飽くまで素材としての良さだけ見れば「銀インレー < CAD/CAMインレー <<<< オールセラミック」であることは間違いありません。経済面以外は、オールセラミックの方が良い素材となります。
上述したように、CAD/CAMインレーとはハイブリッドセラミックインレーと同様で、プラスチックとセラミックを混ぜた素材となります。 硬さも、自分の歯が400mpa、オールセラミックが400mpaに対して、CAD/CAMインレーは200mpaと半分の硬さとなっており、割れやすくなります。また、割れないようにするには「厚み」を持たせる必要があるため、歯を削る量が多くなります。場合によっては適用しない個所もあるかと思います。
また、プラスチックということは水分に弱く、唾液が常にある口腔内に入れっぱなしとなるため耐久力も落ちます。さらに、プラスチックは経年劣化による着色が付きやすく、黄ばみやすい素材です。コーヒー、タバコ、食事等々を継続的に行っていると黄ばんできます。そして、プラスチックはセラミックと違って、汚れが付着しやすく虫歯の再発リスクが高いとも言えます。
このようにCAD/CAMインレーの特徴を上げさせていただきましたが、オールセラミックよりは安い素材となっており、銀歯と違って白い素材ではあるので、経済的合理性を取るのであればよいと思います。 ご自身のお身体の事ですので、短期的ではなく長期的に「長持ちするか?」「体にとって安心安全か?」「虫歯再発リスクはどうか?」という視点を大切にすることをお勧めします。
詰め物・被せ物の種類・値段・相場比較

インレー(詰め物)の種類・値段・相場価格
ここでは、インレー(詰め物)の種類・値段・価格相場をご紹介します。
①CR=コンポジットレジン(保険適用)(※当院の取り扱いはございません)
虫歯がかなり浅い場合に用いるレジン(プラスチック)のことです。インレーを装着するのは大きく削る必要がある為、小さいむし歯であればCRで充填します。
相場価格:約1,000円(3割負担の方の窓口支払い金額)
治療回数:約1~2回
(その他、初診料・レントゲン料・管理料・歯周基本検査料・歯科衛生実地指導など数千円かかります。)
②銀インレー(保険適用)(※当院の取り扱いはございません)
銀で出来ているインレーで保険が適用します。銀なので溶け出し適合性が悪くなったり、虫歯の再発リスクが高くなります。
相場価格:約2,000~3,000円(3割負担の方の窓口支払い金額)
治療回数:約2~3回
(その他、初診料・レントゲン料・管理料・歯周基本検査料・歯科衛生実地指導など数千円かかります。)
③オールセラミックインレー(≒e-maxインレー)(保険適用外)
全てがセラミックで出来たインレーで保険適用外となります。白くて美しく汚れや変色しにくく虫歯の再発リスクも低い上に長持ちします。
相場価格:約40,000~80,000円
治療回数:約2~3回
④ハイブリッドセラミックインレー(保険適用外)(※当院の取り扱いはございません)
レジン(プラスチック)とセラミックを混ぜたインレーで保険適用外となります。白くてキレイですが、プラスチックが混ざっているため水分に弱く外れやすく、割れやすいリスクがあります。
相場価格:約20,000~50,000円
治療回数:約2~3回
⑤ゴールドインレー(保険適用外)(※当院の取り扱いはございません)
ゴールドで出来たインレーで保険適用外となります。適合性が非常に高いのですが、目立ちやすく高い費用がかかります。
相場価格:約50,000~80,000円(時価)
治療回数:約2~3回

前歯クラウン(被せ物)の種類・値段・相場価格
ここでは、前歯クラウン(被せ物)の種類・値段・価格相場をご紹介します。
①硬質レジン前装冠(保険適用)(※当院の取り扱いはございません)
中が金属でできており、表面がレジン(プラスチック)の治療です。前歯で保険適用するのはこの素材のみです。
相場価格:約7,000~8,000円(3割負担の方の窓口支払い金額)
治療回数:約3~5回
(その他、初診料・レントゲン料・管理料・歯周基本検査料・歯科衛生実地指導など数千円かかります。)
(場合によっては神経を除去する必要もあり、神経除去=根管治療で数千円、土台で数千円かかります。)
②オールセラミッククラウン(≒e-maxクラウン)(保険適用外)
全てがセラミックで出来たクラウンで保険適用外となります。白くて美しく汚れや変色しにくく虫歯の再発リスクも低い上に長持ちします。
相場価格:約80,000~150,000円
治療回数:約3~5回
③メタルボンドクラウン(保険適用外)(※当院の取り扱いはございません)
中が金属でできており、表面がセラミックの治療です。昔はかなり使われていた素材ですが、セラミックやジルコニアの台頭から数が少なくなった素材です。
相場価格:約80,000~150,000円
治療回数:約3~5回
④ジルコニアセラミッククラウン(保険適用外)
中がジルコニアでできており、表面にセラミックを盛った治療(築盛)です。ジルコニアの硬さとセラミックの美しさを兼ね備えた素材です。ただし、単一素材ではないので剥がれるリスクがあります。
相場価格:約80,000~150,000円
治療回数:約3~5回

小臼歯・大臼歯クラウン(被せ物)の種類・値段・相場価格
ここでは、小臼歯・大臼歯クラウン(被せ物)の種類・値段・価格相場をご紹介します。
①銀歯クラウン(保険適用)(※当院の取り扱いはございません)
銀で出来ているクラウンで保険が適用します。銀なので溶け出し適合性が悪くなったり、虫歯の再発リスクが高くなります。
相場価格:約4,000~6,000円(3割負担の方の窓口支払い金額)
治療回数:約3~5回
(その他、初診料・レントゲン料・管理料・歯周基本検査料・歯科衛生実地指導など数千円かかります。)
(場合によっては神経を除去する必要もあり、神経除去=根管治療で数千円、土台で数千円かかります。)
②CAD/CAM冠(ハイブリッドセラミック)(保険適用)(※当院の取り扱いはございません)
レジン(プラスチック)とセラミックを混ぜたクラウンで保険適用となります。白くてキレイですが、プラスチックが混ざっているため水分に弱く外れやすく、割れやすいリスクがあります。
相場価格:約6,000~8,000円
治療回数:約3~5回
(その他、初診料・レントゲン料・管理料・歯周基本検査料・歯科衛生実地指導など数千円かかります。)
(場合によっては神経を除去する必要もあり、神経除去=根管治療で数千円、土台で数千円かかります。)
③オールセラミッククラウン(≒e-maxクラウン)(保険適用外)
全てがセラミックで出来たクラウンで保険適用外となります。白くて美しく汚れや変色しにくく虫歯の再発リスクも低い上に長持ちします。
相場価格:約80,000~150,000円
治療回数:約3~5回
④メタルボンドクラウン(保険適用外)(※当院の取り扱いはございません)
中が金属でできており、表面がセラミックの治療です。昔はかなり使われていた素材ですが、セラミックやジルコニアの台頭から数が少なくなった素材です。
相場価格:約80,000~150,000円
治療回数:約3~5回
⑤ジルコニアセラミッククラウン(保険適用外)
中がジルコニアでできており、表面にセラミックを盛った治療(築盛)です。ジルコニアの硬さとセラミックの美しさを兼ね備えた素材です。ただし、単一素材ではないので剥がれるリスクがあります。
相場価格:約80,000~150,000円
治療回数:約3~5回
⑥ゴールドクラウン(保険適用外)(※当院の取り扱いはございません)
ゴールドで出来たクラウンで保険適用外となります。適合性が非常に高いのですが、目立ちやすく高い費用がかかります。
相場価格:約80,000~120,000円(時価)
治療回数:約3~5回

セラミック・CAD/CAM・銀歯の寿命とは?

どの素材を選ぶのか、その判断基準に「どれくらい長持ちするのか」の項目は重要な要素だと思います。ここでは、セラミック、CAD/CAM、銀歯の寿命についてお話ししたいと思います。結論ですが、セラミックは十数年~数十年、CAD/CAMは5~7年、銀歯の寿命は2年~7年くらいだと思います。当然、その人の噛み合わせや歯ぎしり、食生活、歯磨きの仕方などにより大きく変わってきます。どの素材を選んだとしても、定期的な歯科医院でのケアと、ご自宅のセルフケアはしっかりと行うようにしましょう。
セラミック歯の寿命/長く保たせるために

セラミック歯が良い素材であることはご理解いただけたかと思います。そんなセラミック歯は得られるメリットと費用のバランスを見ると決して高くないのですが、とはいえ、支出額は保険診療と比較すると高くなります。だからこそ、長く使用できるように、セットしてから生涯保たせるようにしたい、そう思うのは当然のことと思います。ここでは、どのようにセラミック歯を長く保たせるのか、その方法について簡単に記載いたします。
まず、皆様に知っていただきたいのはセラミックがダメになってしまう理由や原因についてです。原因がわかれば対策が可能です。
セラミックがダメになってしまう理由・原因
①歯との適合状態が良くない
歯の治療とは削った個所の形に合わせて型を採り、それを模型にしてセラミックを制作します。そしてそのセラミックをセメントで装着するのですが、削った個所とセラミックの適合性が悪ければ隙間が生まれたり、力や衝撃を上手く逃がすことが出来なかったり、耐久性に悪い影響を及ぼしてしまいます。ですので、長く保つためには適合性が高いセラミックが必要となります。医院や歯科医師のスキルによるものですので、症例数等々を見てご選択いただくと良いと思います。
②虫歯の再発
セラミック歯は人工物ですので虫歯になることはありませんが、セラミックを装着している歯が虫歯になることはあります。そうすると装着しているセラミックを取り外して再度制作する必要が出てきます。セラミック歯を長く保たせるには、虫歯に再発しないことが必要となります。
③不十分なセルフケア
②と同様ですがセルフケアをしっかりと行うことで虫歯の再発を防げる確率が上がります。セルフケアをしっかりと行うこと、歯ブラシだけではなく歯間ブラシなども使って清潔に保ちましょう。また、自分だけではケアを完璧には難しいと思いますので、定期的に歯医者に通院して検診をしていただきましょう。
④歯ぎしりの習慣がある
歯ぎしりや食いしばりが激しい場合、セラミックが割れてしまうケースがあります。天然の歯だとしても削れたり摩耗していきますので、同じ硬さのセラミックも同様に悪い影響が及びます。寝るときはナイトガードを装着して歯を守ったり、ボツリヌス菌注射を咬筋に打ち筋肉を緩めるという手もあります。どちらにせよ、セラミック歯への衝撃を減らすことが重要です。
⑤噛み合わせが悪い
歯並び・噛み合わせが悪いとセラミック歯だけに歯の衝撃がかかることがあります。そうすると耐久力が落ちていきます。歯並びを整えること、噛み合わせが深すぎない・浅すぎないよう矯正することがセラミック歯を長く保たせるための秘訣です。歯並びを整えることはそれ以外にも、虫歯や歯周病になりにくいという相乗的な効果も得られます。
セラミック治療のQ&A
セラミック治療で見た目はキレイになりますか?
セラミック治療で歯もお口元も白く美しくなります。それだけではなく、セラミック治療で歯を白くすると自分の歯や口元に自信を持つことが出来、笑顔もお顔もキレイになります
銀歯とセラミックどちらがおすすめですか?
歯科治療に用いる素材という観点のみで捉えれば間違いなくセラミックがオススメです。銀歯は銀色で目立ち虫歯の再発リスクも金属アレルギーのリスクもあり数年が寿命だと言われていますが、セラミックは白くて美しいだけではなく金属アレルギーリスクも虫歯再発リスクも変色リスクも少なく長持ちする素材です。ただし、銀歯は保険適用でセラミックは保険適用外ですので経済的な側面から見ると銀歯が良いケースもあります。とはいえ、銀歯の寿命は数年でそこから虫歯が再発すると次は抜歯となる可能性があります。歯を抜けば、インプラント、入れ歯など更に費用が掛かってきますので、長期的に見ればセラミックの方が安くなることもあり得ます。
セラミックが欠ける可能性はありますか?
普通に日常生活を過ごしている分にはあまりかけることはありません。硬さを見ても、天然歯が400mpa、セラミックも400mpaです。日常生活を送っていて自分の歯が欠けることがあまりないことと同様です。
セラミックで芸能人のような真っ白な歯にできますか?
セラミックは制作時に色を変えられることも特徴の1つです。カウンセリング時にご希望の色をお聞きして、芸能人のような真っ白な歯にすることも可能です。ただし、真っ白にすると他の自分の歯との整合性が合わず白すぎて目立ってしまうので、数多くのセラミックが必要になります。当院ではセラミックが6本以上の場合は20%OFFですので、是非お気軽にご相談ください。
セラミックの治療期間・回数は何回ですか?
人やお口の状態により違いがありますが短期間で終わることは間違いありません。通院回数にして3~5回ほど、治療期間だと1~2か月といったところです。歯並びを治すために矯正を始めると装置を付け続けて数年かかりますし、ホワイトニングであれば白くしたい場合はずっと通い続けなければなりません。その点、セラミック治療やセラミック矯正は短期間で終わることがメリットです。
セラミック治療が出来ないことはありますか?
噛み合わせや歯ぎしりが激しい方は注意が必要です。いくらセラミックが硬いとはいえ、欠けたり割れたりするリスクがあります。(噛み合わせ・歯ぎしりが激しい方は、セラミックではなくとも自分の歯も擦り減っていますので、ご注意ください。)ボトックス注射やマウスピースの装着などでカバーすればリスクを抑えることは可能です。後は、虫歯・歯周病である場合はまずは虫歯・歯周病を治さなければなりませんのでいきなりセラミック治療は出来ません。
セラミック治療で歯を削るのが怖いのですが対策ありますか?
麻酔を行ってから歯を削りますが、それでも痛みが発生することやそもそも歯医者の音(タービン、コントラ)などが苦手な方もいらっしゃいます。その方には、別途オプションにはなりますが静脈内鎮静を行ってセラミック治療ができます。静脈内鎮静を行うと眠った状態になりますので、治療中の記憶はありませんので安心して治療をお受けいただけます。
セラミックの寿命は何年ですか?
セラミック自体に寿命はありませんが、セラミックを入れた歯が抜けてしまうと使うことが出来ません。ですから、セラミック治療を受けた後も日々のメンテナンスをしっかりと行うことで寿命を長くすることが出来ます。ちなみに、銀歯は数年が寿命だと言われています。
今銀歯が入っているのですがこれをセラミックに交換できますか?
もちろんできます。銀歯を削って外して、歯型を採りセラミックを作って装着となります。ただし、銀歯は一見普通の状態に見えていても削って外すと、中が虫歯になっていることが多々あります。その場合は、虫歯治療も必要になりますが、セラミックが出来ないというわけではありません。(虫歯の進行がひどい場合は抜歯となり、インプラント、入れ歯、ブリッジのどれかを選択することとなります。)
ホワイトニングとセラミックの違いは何ですか?
ホワイトニングはホワイトニング剤を歯に塗り約10分ほど光を照射します。メーカーによっても変わりますがこの作業を3回行って1セット、1日1セット行います。近い日程で全部で3セット行うと結構白くなります。この作業を続けていければある程度の白さまでは可能ですが、自分の歯の色の限界は超えられません。つまり、芸能人のような白さなどはホワイトニングでは不可能です。また、ホワイトニングは歯の色を変えたわけではなく脱色・染色に近いので、日常生活でワインやコーヒー、たばこなどでまた黄ばんできますので、定期的にホワイトニングが必要になります。セラミックは一度取り換えてしまうと変色しません。
セラミックの日々のメンテナンスは何をすればよいでしょうか?
まずは、ブラッシングです。わかりやすく言えば歯磨きです。自分に合った歯ブラシ、自分に合った歯磨き粉を使っていますでしょうか?お口が小さければ、歯ブラシのヘッドが小さいものを選ばないと奥歯の方が磨きづらかったり、歯並びが少し悪いと細い毛の歯ブラシにしないと磨き残しが発生します。また、ブラッシングには4種類方法があります。スクラッピング法、バス法、ローリング法、フォーンズ法です。 スクラッピング法とは、歯ブラシの毛先を歯に対して垂直に当てて、上下に動かしながら横移動していく一般的な方法です。 バス法とは、歯ブラシの毛先を歯に対して45度に当てて、毛先が歯と歯茎の間に入り込むようにし、上下に動かしながら横移動していく方法です。 ローリング法とは、歯ブラシの毛先を歯に対して垂直に当てて、その歯の上向きに90度回転させる方法です。 フォーンズ法とは、歯ブラシの毛先を歯に対して垂直に当てて、円を描くように動かしながら横移動していく方法です。 また、それ以外にフロスや歯間ブラシなどを使って歯と歯の間を汚れを取って磨いたり、舌ブラシで舌の汚れを取ったり、寝るときはマウスピース(ナイトガード)を装着して歯ぎしり・食いしばりでセラミックが摩耗することを防ぐなどします。 そして、これだけ数多くのメンテナンス、そして磨き方を駆使して完璧なブラッシングが出来る人はそうそういません。歯科医師、歯科衛生士でも虫歯になっているのです。ですから、定期的に歯医者に行ってプロに専用器具を使って汚れを除去してもらうことをオススメします。
セラミックを使って出っ歯、すきっ歯、歯の捻じれ。歯のデコボコなど治せますか?
出っ歯、すきっ歯(空隙歯列、または正中離開)、歯の捻じれ(捻転)、歯のデコボコ(叢生、または八重歯)の状態により変わってきますが、セラミックを用いて歯並びを変えることは出来ます。歯の表面を薄く削ってセラミックシェルを貼り付けるラミネートベニアでも治療できますし、歯を削ってセラミックを装着して治すこともできます。
セラミックの治療後に痛かったり沁みたりすることはありますか?
セラミック治療で歯を削る際に麻酔を使って治療を行います。まず、麻酔が取れてくると痛みが発生しますので、ひどい場合は痛み止めを飲んでください。また、治療後1週間~2週間は痛みが継続する場合があります。それは治療ミスではなく、歯の神経を刺激したために過敏になっていることが原因です。数週間経ってもなくならない場合は、歯医者へご相談されることをオススメします。
セラミック治療が失敗することはありますか?
基本的にセラミック治療が失敗することはありませんが、症例が難しかったり、歯科医院の状態、歯科医師の技術によってはあり得るかもしれません。歯科医師によっても、矯正が得意な人もいれば、インプラントが得意な人もいれば、セラミックが得意な人もいます。逆もまたしかりで苦手な治療というのもあります。セラミックをされる場合は、セラミック専門などの歯科医院へ行かれることをオススメします。
当院のセラミック治療

最後に、当院のセラミック治療の簡単なご紹介をします。
当院は、JR御徒町駅徒歩1分にある審美歯科専門の歯科医院です。院長は審美歯科の臨床経験が30年以上あり、豊富な治療経験があります。それ以外にも、多くの患者様により良いセラミックをご提供できるよう尽力しております。
①院長が審美歯科の臨床経験が30年以上
②院長が行う初回カウンセリングが無料(レントゲン撮影も無料)
③セラミック治療は10年の保証期間
④セラミック専門の技工所と提携
⑤高品質で低価格なセラミック
詳細については下記の「詳しくはこちら」をご覧ください。
眠っている間に終わる
痛みに配慮したセラミック治療(静脈内鎮静法)とは?

当院では、オプションで静脈内鎮静法を使ったセラミック治療をご提供しております。「歯医者さんが怖い」「痛いのが怖い」「歯を削る音やにおいが怖い」という歯科恐怖症の方は多くいらっしゃいますが、そのような方にはオススメです。静脈内鎮静とは、読んで字のごとく静脈経由で麻酔を行うわけですが、ウトウトと眠っているような状態になり、ほとんどの人は治療後に治療中の記憶がありません。簡単に言えば、眠っている間にセラミック治療ができるということです。麻酔ですが副作用やリスクもなく、そして入院を行うことなく実施できます。
短期間で歯並び治って白くなるセラミック矯正
【注意事項】 ※1 セラミック矯正6本以上 ※2 ラミネートベニア、矯正治療などセラミック矯正以外は対象外

医療費控除について
医療費控除とは、患者様とそのご家族(生計を共にするご家族)の1月1日~12月31日までの1年間の医療費が一定金額を超えるときに所得控除される制度のことです。医療費控除の対象となるのは、歯科医院の保険治療・自費治療共に対象になりますし、医科やお薬代なども対象となります。
1年間の医療費総額 - 保険金等で補填された金額(医療保険や生命保険等々) = 医療費控除の額
医療費総額 - 10万円 = 医療費控除額
医療費控除額は、最大200万円までとなっております。医療費控除は、毎年1月31日~12月31日に支払った医療費を、翌年の2月~3月に確定申告することで、医療費控除が適用されます。課税所得、医療費控除の額により還付額は変わってきます。
その医療費控除の金額に合わせて税金が還付されるため、実質治療費が安くなるということです。
例えば、当院のセラミック6本セットの治療をご受診された場合を各課税所得金額に応じて、所得税の還付額(+住民税の減税)、そして実質治療費(治療費ー医療費控除で還付・減税される金額)を表にしています。

キャンペーン一覧

当院では現在キャンペーンを実施しております。 「セラミック複数本割」となります。 条件が合えば誰でもお得にセラミック治療を受けることができます。
症例
費用
料金
院長による初診カウンセリング | 無料 |
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検査診断料 | 無料 |
6本セット | 528,000円 |
8本セット | 704,000円 |
10本セット | 880,000円 |
12本セット | 1,056,000円 |
※表示金額は全て税込みです
セラミック | セラミック治療です。当院では1本当たりのお値段で計算いたします。当院では専門の技工所と提携しており、高品質のセラミックながら地域でも最安値での治療を行えます。また当院は24回まで分割払いは一切の金利がかかりません。 | 被せ物 110,000円(税込) 月々9,200円(12回) 詰め物 55,000円(税込) 月々4,600円(12回) |
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ラミネートベニア | ラミネートべニア治療です。当院では1本当たりのお値段で計算いたします。当院では専門の技工所と提携しており、高品質のセラミックながら地域でも最安値での治療を行えます。 24回まで分割払いは一切の金利がかかりません。 | 88,000円(税込) 月々7,400円(12回) |
セラミック矯正 | セラミック矯正は、本数によってお値段が変わります。 ※今だけ20%割引キャンペーン価格実施中 24回まで分割払いは一切の金利がかかりません。 | 6本セット <複数本価格> 528,000円(税込) 8本セット <複数本価格> 704,000円(税込) 10本セット <複数本価格> 880,000円(税込) 12本セット <複数本価格> 1,056,000円(税込) |
※表示金額は全て税込みです
お支払方法

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