近年「セラミック」というワードを耳にしませんか?

セラミックは歯科治療において、最も審美性(美しさ)、安全性、耐久性に優れている治療と称されています。
セラミックは、天然の歯と同じような質感、透け感、色彩の美しい歯を作れる上に、お口の健康を守れる治療として注目されているのです。

セラミックが広がりを見せた背景

セラミック

セラミックは昔か昔から今ほど注目をされていたのでしょうか?いいえ、そうではありません。そもそもセラミックは、歯科治療ではなく、その機能性の高さから工業などで実用化されていた素材です。そんなセラミックが歯科治療において注目されるようになったのは2000年頃なのです。 2005年に厚生労働省の「医療用具」としての認可を得ることができ、それから本格的に使用が開始され、近年大きく注目を浴びるようになったのです。 一体何故、セラミックは歯科治療においてこんなにも注目を浴びるようになったのでしょうか?

 

セラミックが歯科治療において注目される理由

ジルコニア

セラミックがここまで注目を集める理由はいくつかありますが、最もわかりやすく、かつ大きい理由は、従来歯科治療で適用され続けていた銀歯のデメリットを全て解消することができるためです。

銀歯での治療には、デメリットが大きくわけて「審美性」と「安全性」の2つがあります。 まず審美性ですが、銀歯は人工物としての最低限の性能だけを備えており、極端に言えば審美性は無視されて作られたものです。よって天然の歯に銀歯を詰める、又は被せると非常に目立ってしまいます。

次に安全性です。銀歯は装着する際、専用の接着剤を使って処置しており、劣化すると接着が剥がれ歯茎が黒ずんでしまったり、プラークが付着し虫歯の再発リスクが高いといったデメリットがあります。また、金属アレルギーの方は使用することができません。

このように、銀歯治療には「審美性」「安全性」でのデメリットが存在しますが、セラミックはこれらを解消しました。 まず、審美性では、セラミックは天然の歯の色調と透明感を再現しており、患者様の歯の色に合わせた調節が行えることから、人工物と感じさせない自然な見た目を誇ります。 次に安全性ですが、セラミックは金属一切不使用ですから、歯茎が黒ずむこともなく、プラークが付着しにくい素材のため、虫歯の再発リスクが低いのです。 陶器であるセラミックは耐久性も抜群ですし、もちろん金属アレルギーが起こることはありません。

歯科治療におけるセラミック治療の位置づけ

セラミック

審美性、安全性、耐久性ともに優れているセラミックですが、自費と保険どちらの扱いになるのでしょうか?
結論から申し上げますと、セラミックは基本的に保険適用外の自費治療になります。ではなぜ、セラミック治療では健康保険が適用されないのでしょうか?その理由は健康保険適用の基準にあります。 健康保険適用の基準は「身体の健康目的において必要な最低限の治療」であり、この「最低限の治療」という点が着目すべきポイントです。 セラミック治療は、身体の健康という点において必要な治療ではあるものの、審美性を兼ねている時点で「最低限の治療」では無いと判断されているのです。 よって、健康保険適用の基準を満たしていないために、セラミック治療では保険が適用されないのです。

例外として、国の厳しい基準をクリアしてセラミック治療を保険適用している医院さんもありますが、ごくごく僅かである上に、保険適用で治療を受けるには患者さんにも基準が設けられています(金属アレルギーなど)。したがって、セラミック治療は自費治療であると認識していただくことが良いかと思います。
セラミックは歯科治療において、保険適用外の革新的な治療方法であるといった位置づけでること、ご理解いただけましたか?

将来のお口の健康を考えた場合、歯科治療においてセラミックは欠かせないものです。ご自身のお口の健康を第一に考え、是非セラミック治療を活用してみてください。