セラミック矯正で後悔や失敗しないために知っておきたいリスクと7つのポイント

セラミック矯正は、装置を着けずに短期間で歯並びを改善できるなど、従来の矯正治療にはないメリットが多々あります。そのため、芸能人も含めてたくさんの人が施術を受けているのですが“メリットしかない”というわけではありません。どんな治療にもメリットデメリットがあります。セラミック矯正も医療である以上、必ずデメリットやリスクもつきまといます。ここではそんなセラミック矯正で失敗しないために、治療に伴うリスクや知っておくべきポイントをわかりやすく解説します。

セラミック矯正とは

セラミック

セラミック矯正とは、セラミックの被せ物を装着することで、歯の色や形、歯並びを治す治療方法です。従来の矯正治療とは異なり、矯正装置によって歯を移動させることはしません。ブラケットやマウスピースを装着する必要もなく、2~3ヶ月歯の色をお好きな色にして、かつ歯並びを理想の形態に近づけることができるのです。

 

セラミック矯正の後悔や失敗例

ジルコニア

セラミック矯正を検討している方は、実際にどのようなデメリット、後悔や失敗が起こり得るのか知っておきたいことでしょう。以下に、具体例をご紹介します。

セラミックの歯が目立ちすぎる

セラミック

セラミック矯正では、オールセラミックを用いるため、天然歯に限りなく近い色や質感、光沢まで再現できますし、真っ白にすることも可能です。つまり、他の歯の色とどのように整合性を取るのか(笑うと上下8本が目に入りやすいなど)、色調や形態を残った歯と調和させる歯科医師の技術力があるのかの2点が重要となります。そのため、例えば前歯2本だけ芸能人のような真っ白なオールセラミックにしてしまうとセラミック歯が目立ちすぎてしまいます。また歯科医師の診療経験が浅かったり、審美治療のセンスに乏しかったりすると、セラミックの歯だけが目立つようになってしまうのです。審美の経験が豊富にある審美専門クリニックで受診されることをオススメします。

 

治療を急ぎすぎて仕上がりが悪くなった

ジルコニア

セラミック矯正の人工歯は、仮歯の段階で調整を重ねることで、理想的な仕上がりに到達することができます。治療を急ぎすぎて、仮歯の期間を短縮したり、歯茎とのバランスを無視したりすると、周囲の組織との不調和が生じます。その結果、人工歯と歯茎の境目に不自然なスペースが生じるなどして適合性が低下し、虫歯や歯周病にかかりやすくなります。ここも歯科医師の経験によるところが大きいです。

セラミックの歯が割れた

オールセラミック

セラミックはとても硬い材料ですが、強い衝撃に対する抵抗力が低いです。それはセラミック製のお皿をイメージしていただくとわかりやすいかと思います。ですから、普段から歯を食いしばったり、就寝中に歯ぎしりをしたりする習慣があると、セラミックが割れるといったトラブルも起こり得ます。セラミック歯は修理が難しい人工歯なので、十分に注意する必要があります。ボトックス(ボツリヌストキシン)注入​治療を行い筋力の働きを弱めるか、寝るときにマウスピースを装着するか、割れないようにケアしましょう。

セラミックを被せた歯が虫歯になった

ジルコニア

セラミック矯正で用いるクラウンは人工歯物ですが、それを被せる歯は天然歯ですので、口腔衛生状態が悪いと虫歯になります。元々の歯が虫歯になると、セラミッククラウンの適合性が悪くなり、取り外して虫歯治療を行う必要性が出てきます。セラミック矯正に関わらず、虫歯にならないよう普段からケアをしっかりと行いましょう。

かみ合わせが悪くて歯茎に炎症が起きた

ハイブリッドセラミックインレー

セラミック矯正で複数本の人工歯を装着したら、必ずかみ合わせも正常化させなければなりません。いくら見た目が美しくても、かみ合わせに異常があったら、歯列全体にさまざまなトラブルが生じ得ます。とくに歯茎にかかる負担が大きくなり、歯周組織の炎症を招くことがあります。これは歯科医師の高い技術力が必要となります。審美だけではなく、噛み合わせも考慮した治療を行う歯科医師・歯科医院を選びましょう。

   

加齢・歯周病で歯茎が下がった

セラミック矯正を行った時点できれいに仕上がっていたとしても、加齢や歯周病によって歯茎が下がると、審美性に大きな問題が生じます。セラミッククラウンを被せていることも気付かれやすくなります。セラミック矯正に関わらず歯周病が進行しないよう日々しっかりとケアを行いましょう。

歯を削った際に歯髄炎を発症した

一般的な被せ物の治療と同様、セラミック矯正でも元々の歯をある程度削る必要があります。歯の切削量や範囲などを見誤ると歯髄に強い刺激が加わって、歯髄炎を引き起こすことがあるため要注意です。歯髄炎による症状が深刻だと、歯の神経を抜かなければならなくなります。切削途中に歯の神経がむき出しとなった場合は、抜髄と根管治療が必要となります。こちらは事前に検査段階でリスクなどお伝えいたします。

   

セラミック矯正の後悔や失敗を防ぐ7つのポイント

色調を揃える

ここまで、セラミック矯正の失敗例をご紹介してきましたが、できればどれも未然に防止したいものですよね。そこでセラミック矯正を検討中の方は、以下の7つのポイントを知っておいてください。

本数のバランスや天然歯との調和を意識した色合いにする

型取り

セラミック矯正をお選びいただく色見によっては本数を多くする必要があります。先ほども申し上げたように、通常よりも白い歯をご希望であれば、口を開けたときに天然歯が見えない本数が必要となります。必要な本数などは無料カウンセリング時に歯科医師からお伝えします。残った歯との調和を意識した色合いにする場合は、当院の審美専門の歯科医師が設計しますのでご安心ください。

 

仮歯の期間に十分な調整を加える

ジルコニア

セラミック矯正における仮歯は、単なる“つなぎ”としての人工歯ではありません。最終的なセラミッククラウンの質を向上させる上で、極めて重要な役割を果たします。ですから、仮歯の期間を十分にとって調整を加えることが大切です。セラミック矯正は長くても3ヶ月程度で終わるものなので、焦らず確実に進行していきましょう。

歯ぎしりは事前に治す

メンテナンス

歯ぎしりや食いしばりといった悪習癖がある場合は、セラミック矯正をスタートさせる前に治しておくことが重要です。歯ぎしりの習慣が残ったまま治療を受けると、セラミック歯が欠ける・割れるリスクが生じます。ちなみに、歯ぎしりの治療はそれなりに時間のかかるものなので、余裕をもって対策することが大切です。ボトックス(ボツリヌストキシン)注入​治療やマウスピースの制作をご検討ください。

口腔ケアを徹底する

女性悩む

セラミッククラウンを被せた歯は、虫歯になる可能性があります。とくに人工歯と歯茎の境目には汚れがたまりやすく、天然歯よりも虫歯のリスクが高くなっているため、治療を受ける前以上に口腔ケアの徹底が必要となります。

かみ合わせまで改善できる歯科医師を選ぶ

歯

セラミック矯正では、歯並びの乱れを改善することが第一の目標となりますが、かみ合わせを無視した計画を立てると、治療自体が失敗に終わります。ですから、セラミック矯正によってかみ合わせまで改善できる歯科医師を選ぶことが重要です。当院は豊富な症例数があり審美だけではなく噛み合わせも考慮した治療を行いますのでご安心ください。

 

メンテナンスを受けて歯肉退縮を防止する

ジルコニア

歯茎が下がる歯肉退縮(しにくたいしゅく)は歯周病のみならず、加齢によっても起こり得ますが、適切なケアを継続することで防止することも可能です。自宅でのセルフケアを徹底することはもちろん、定期検診やメンテナンスといったプロフェッショナルケアも併せて行っていきましょう。歯茎の退縮は、セラミック矯正において致命的な悪影響を与えます。

歯は適切な量だけ切削する

メンテナンス

被せ物を装着するために削る歯の量は、歯科医師のさじ加減ひとつで大きく変わります。正確な診断を下し、適切な切削処置を行える歯科医師に治療を任せることが重要です。

後悔や失敗を防ぐために最も重要なのは歯科医師選び

女性悩む

上述した7つのポイントを理解しておくと、セラミック矯正で失敗するリスクは大幅に減少します。ただ、いずれのポイントも患者さまご自身が意識するだけでは、達成するのが難しいです。なぜなら、治療のかじを取るのは歯科医師だからです。 逆にいうと、審美治療の実績が豊富で、適正かつ精密な診断・治療を行える歯科医師を見つけることができれば、今回ご紹介した失敗・リスクのほとんどを回避することが可能となるのです。つまり、セラミック矯正で失敗を防ぐために最も重要なのは、歯科医師選びといえます。

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