セラミック矯正とは?

セラミック矯正とはセラミックでできた歯を被せて歯並びを改善する治療です。
一般的な矯正治療ではワイヤーやマウスピースを装着して歯の位置を少しずつずらしていきますが、セラミック矯正は歯並びを整えたい部分の歯を削り、その上からセラミックの歯を被せるという治療方法です。
短期間で矯正治療を終えることができるので「クイック矯正」とも呼ばれています。

こんな人におすすめ

セラミック


前歯の見た目が気になる
・矯正に時間をかけたくない
・前歯がねじれていたり傾いている
・前歯が出ていたり(出っ歯)、引っ込んでいる
・前歯が生まれつき変色している
・前歯にまだら模様や縞模様のような変色がある
・一般的なホワイトニング治療では理想の白さにすることができない

 

セラミック矯正のメリットは?

ジルコニア


セラミック矯正は一般的な矯正治療に比べていくつかメリットがあります。
まず、ワイヤー矯正に比べて短時間で美しい歯並びを手に入れることができることです。ワイヤー矯正の場合、平均で2年以上かかってしまいます。しかし、セラミック矯正は数か月で治療を終えることができます。
2つ目は、歯並びだけでなく歯の色や形を整えることができることです。気になっている部分の歯並びを含め希望の白さや大きさ、デザインを選ぶことができます。
3つ目は、セラミック歯は天然の歯よりも歯垢や歯石がつきにくいということです。セラミックは汚れがつきにくい素材です。これにより菌も付着しにくいので、むし歯や歯周病にもなりづらいです。また、表面がなめらかな素材であるので、日頃のケアがしやすいという利点もあります。

セラミック矯正治療の流れ

セラミック

次にどのような流れでセラミック矯正を行うのかご説明します。
1.カウンセリング
まずは歯科医師とカウンセリングをしてどの部分の歯並びを直したいか、どのような歯並びにしたいかなど問題点やお悩みを一つずつ確認します。同時にセラミック矯正にかかる費用についてもご説明します。
2.検査
矯正治療を行う前にお口の状態の検査と治療を行います。検査でむし歯や歯周病があった場合は、その上から被せ物してもすぐに取れてしまう可能性があるので、先にこれらの治療を行います。その後セラミック歯を作るための型取りを行います。
3.神経治療
場合によってはセラミックを被せる歯の神経を取る治療をすることもあります。神経をそのままにしておくと将来的にしみるようになったり、セラミックを被せた後に炎症が起きてしまうことがあるからです。
4.土台作り
セラミックを被せる部分の土台を作ります。歯並びを治したい部分の歯の向きに合わせて調整しながら土台を作っていきます。セラミックを被せたとき歯並びを想定しながら、被せる部分の歯を削ります。
その後土台が完成したら、すぐにセラミックの歯を被せるわけではなくしばらく仮歯で過ごし、仮歯の状態で噛み合わせの調整、想像通りの白さや形、歯並びになっているかを確認します。
5.セラミック歯の装着
仮歯で数日間過ごして問題がなければ、本番のセラミックの被せ物を作ります。セラミックの被せ物が完成するには1~2週間ほど時間がかかります。
6.終了・定期検診
完成したセラミックの歯を被せて治療はこれで終了ですが、時間が経つと被せ物と土台の隙間ができてしまうことがあります。そうすると歯の隙間に汚れがたまりやすくなってしまいます。治療した部分がむし歯や歯周病にならないため、そしてセラミックの寿命を延ばすために治療後も定期的に通院してメンテナンスをすることをおすすめします。


【どのようなリスクがあるのか?】

・ご自身の歯を犠牲にしなくてはならない
セラミック矯正は歯を削りその上からセラミックの歯を被せるので、ご自身の健康な歯をたくさん削らなくてはいけません。場合によっては、神経を取る治療が必要になったり歯を抜くこともあります。
・セラミックには寿命がある
セラミックの被せ物にも寿命があり一般的に10年ほどだと言われています。そのため、治療した部分のセラミックを新しいものに交換しなくてはいけません。その際には最初の治療と同等の費用がかかります。
・噛み合わせが悪くなる
歯の形、大きさ、歯並びが変化するため治療後に噛み合わせが悪くなったり顎が痛くなることがあります。
・セラミック歯が破損してしまう可能性がある
セラミックは天然の歯に比べて強度が劣るため、強い力が加わったり物がぶつかったりすると欠けてしまうことがあります。もしも壊れてしまった場合は、再度セラミックを被せ直さなくてはいけません。


セラミック矯正は、短期間で美しい歯を手に入れることができる治療ですが、リスクを考慮し治療ではどのようなことをするのか、どんな素材を使用することができるかなど事前にしっかりと理解してから治療に臨むことをおすすめします。